こんにちは、スカポンタンです。
肌寒い季節がやってくると温かいものが恋しくなりますね…。
今回は温めて美味しい日本酒(お燗)の備忘録になります。
最初にぶっちゃけておくと、実は筆者は日本酒のお燗は苦手です(笑)
温めるとアルコール感が増し、鼻にツンとくるあの匂いが苦手でして…。
そんなお燗嫌いの筆者がめちゃくちゃ美味しくて飲みやすい、感動した日本酒が
『大倉 山廃特別純米 備前朝日 2021』
筆者と同じく
『熱燗やぬる燗の美味しさがわからない…。』
『日本酒は冷酒でしか飲みたくない。』
というお燗を敬遠している方や
『熱燗やぬる燗に興味はあるんだけど、どの日本酒を飲んだらいいかわからない…。』
といった方に向けて、お燗嫌いの筆者が感動した『大倉』の魅力をご紹介させていただこうと思います!
大倉 山廃特別純米 備前朝日 2021について
『大倉』を醸しているのは奈良県香芝市の大倉本家さん。
1896年創業で大部分の酒を山廃造りで造られているそうです。
山廃造りを簡単に説明すると、日本酒造りに欠かせない乳酸菌を一から育成し、山卸という手間がかかる作業を廃止した造りです。
現在の日本酒の大半は速醸酛造り(人工の乳酸を添加した造り)となっています。
詳細を知りたい方は、SAKETIMESさんの以下の記事をご覧ください。
ちなみに生酛造りや山廃造りで造られた日本酒は、少し独特な味わいになる傾向が多く感じます。
(実際、筆者も山廃の日本酒を嫌っていた傾向があります…。)
さらに、今年は2022年なので2021ということは去年の日本酒。
つまり熟成された日本酒ということです。
筆者はフレッシュな日本酒が好みなため、山廃・熟成と筆者の苦手なものが並ぶこの『大倉』
今のところ何一ついいとこなしのこの日本酒が本領を発揮するのはここからです(笑)
冷や・冷酒・お燗のどれでも美味しい『大倉』
まずは筆者の好きな冷酒で『大倉 山廃特別純米 備前朝日 2021』を飲んでみました。
山廃ならではのパワフルなコクはありつつも、そこまでクセがないので飲みやすい日本酒でした。
甘味も強めで日本酒が苦手な方でも比較的飲みやすい山廃の日本酒ではあると思います。
画像の通り、日本酒度も-5と甘口寄りな味なので、間違いないです。
ただ、冷酒で飲むなら他にも美味しい日本酒はあるので、筆者としては正直、自分で購入するレベルには至らなかったでしょう。
ぬる燗を飲むまでは…。
『大倉』のオススメは圧倒的にぬる燗!
筆者が圧倒的にオススメしたいのが40℃(ぬる燗)~45℃(上燗)の温度帯です!
熱燗(50℃)でも飲んでみたのですが、温度が上がりすぎるとアルコールの香りが強くなりすぎてしいます。
ぬる燗での味わいは、大倉の甘味はそのままに山廃の独特な香りが旨味の暴力へと変わります(笑)
とんでもない美味しさです…。
燗冷ましで常温になっても楽しめるのもこの日本酒の魅力です。
サケラボトーキョーさんでは、『サバの文化干し』と合わせていただきましたが、極上のペアリングでした!
秋の味覚やおでん、鍋物などの冬の名物と合わせても美味しいこと間違いなしのお燗向けの日本酒です!
『大倉』を飲んでお燗の美味さに目覚めましょう!
いかがでしたでしょうか?
お燗嫌いの筆者にここまで言わしめる『大倉 山廃特別純米 備前朝日 2021』
興味を持っていただけたでしょうか?
ちなみに筆者は浅草橋にある『サケ ストリート』さんで購入いたしました。
購入する時期にもよりますが、筆者が伺ったときには大倉の2019年~2021年と多くの種類がありました。
店内で試飲もできるため、購入するのが不安であれば試飲してからでもよいかと思います。
オンラインショップでも購入することができます。
『大倉 山廃特別純米 備前朝日 2021』を飲んで、お燗の美味さに目覚めてください!(笑)
お燗が苦手な方や興味を持っている方に少しでも参考になればと思います。
今回は以上です!ご愛読ありがとうございました!
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