こんにちは、スカポンタンです。
2023年が始まり、今年一番最初に筆者が感動した日本酒をご紹介させていただきます!
今回、ご紹介する日本酒は『産土(うぶすな)』
結論から申し上げますと、こちらの日本酒、今までに飲んだことのない新しい日本酒でした!
今回の記事では、日本酒『産土(うぶすな)』について深堀していこうと思います。
産土(うぶすな)とは?
『産土(うぶすな)』は熊本県玉名郡和水町の花の香酒造で造られている日本酒です。
熊本県は、環境省の『名水百選』に選ばれた名水がもっとも多い水の都なのだそうです。
『産土(うぶすな)』自体は2021年12月にリリースされた比較的新しい銘柄です。
花の香酒造が経営難に陥っているときに、蔵元の神田さんが『獺祭』の旭酒造さんで酒造りを学び、
それを活かして造った日本酒『花の香』で、経営難を脱却したそうです。
そこからさらに「”真の地酒”を実現させたい」という想いや、ワインの醸造哲学などを学ぶことで
『花の香の酒質が自分の目指しているものと乖離している。』
と思い、新たなステージへ進むことに。
その結果、出来上がったのが『産土(うぶすな)』です。
名前の由来は、“ものを生み出す母体となる土地”を意味する『産土』という言葉が
神田さんの想いとピッタリ一致したからだということです。
さらに詳しく知りたい方は以下のSAKETIMESさんの記事をご覧いただけると幸いです。
表のラベルは神田さんが描いた菌や微生物の絵をベースにデザインされているそうで、
裏ラベルは、それぞれの醸造法や農法を表すマークが描いてあり、
すべての条件が達成されると、壁画が完成する仕組みだそうで遊び心があるのが面白いです!
産土(うぶすな)の特徴
前置きがだいぶ長くなりましたが、蔵元さんの熱い想いがこもった『産土』はどんな味なのでしょうか?
筆者の感想は以下です。
正直、今まで飲んだ発泡感(いわゆるガス感)がある日本酒の中で一番美味しい日本酒でした!
『本当に生酛造り?』と思うほどクセがなく、むしろ生酛の良さを最高に引き出しています。
生酛嫌いの筆者には衝撃の味わいでした…(笑)
前述した水のよさもあり、山田錦のキレイな味わいをより際立たせているように感じました。
日本酒をよく飲む方でも衝撃を受ける味わいなのでぜひ飲んでみてください!
もちろん、日本酒を普段あまり飲まない方にもオススメできる日本酒です!
産土(うぶすな)はどこで買える?
筆者の友人から、『かがたや』という酒販店さんで購入できるとの情報がありました。
東急目黒線西小山駅から徒歩3分の立地にあるこちらのかがたやさんは
他にも美味しい日本酒をたくさん取り扱っておりますのでオススメですよ!
とはいえ、筆者もかがたやさんに伺いましたが、産土を自分で購入できたことがないので
入手するのは難しいかもしれません…。
次世代の日本酒『産土(うぶすな)』
昔ながらの作り方やその土地の風土を大事に作られている『産土』
それでいて次世代に向けて斬新な味わいを目指し、日々精進されている蔵元さん。
とても応援したくなりました。
今回は山田錦という酒米を使用した産土をご紹介しましたが、
穂増(ほませ)や熊本県産の酒米を使用した他の産土もあるそうなので、
見かけたら飲んでみようと思います!
今回は以上です。ご愛読ありがとうございました!
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